はじめに
まんがで分かる「怒らない技術」
今回も「まんがで分かる○○シリーズ」です。
例によって1時間もかからず1冊を読破できてしまうので、忙しい方にもおすすめです。
リーダーズアカデミー学長、日本リーダーズ学会 会長の嶋津良智さんの著書が原作(活字版)で、
漫画原作は星井博文さん、作画はアサミネ鈴さんです。
この本の活字版は、累計92万部の『怒らない技術』シリーズ。その漫画化です。
シリーズ原作は「起こらない技術」「起こらない技術2」「子どもが変わる 怒らない子育て」の3作があります。
私は今回原作未読でこの漫画版を読みました。
この手の漫画本は、ライトに読めて原作の導入、あらすじを知るのにもってこいです。
「怒らない技術」の漫画のストーリー
漫画のストーリーは、食品メーカー入社4年目の主人公・坂上千夏が新作スイーツ発表会イベントのリーダーに抜擢されるところから始まります。
初めはやる気いっぱいの千夏ですが、配属されたチームメンバーは、
- 学生気分の抜けないチャラ男
- 慎重すぎていつまで経っても仕事が進まない内向的な女子
- 入社13年目のベテランなのに、千夏の下に配属されて不満あふれる年上部下
という一筋縄ではいかないメンバーばかり。
思うように動いてくれないメンバーを前に、落ち込んだり、イライラが募って怒鳴る日々が続きます。
そんな時、千夏の前に、人事部の多喜という男性が現れ、千夏に「怒らない技術」を伝授。
だんだんと変わる千夏と、影響されるチームメンバーの成長物語です。
千夏が怒ってしまうシチュエーションは、あるあるネタばかりで、読んでいて涙が出そうになりました・・・。
怒らない技術は「7つの習慣」の実践編
多喜さんが教える「怒らない技術」は個人的に人生のバイブルとして崇めている書籍、スティーブン・R・コヴィー先生の「7つの習慣」に根付く技術ばかりでした。
「7つの習慣」の原著は少し理論的な部分がありますが、
この「怒らない技術」は、その原理を活かして実社会でどう役立てていくのか、というお話だと感じました。
もちろん、この本ならではのオリジナル要素として「アンガーログ」(怒りの記録をつける)を取る方法などもあるので、どちらも読む価値は十分あると思います。
「変えられるものと変えられないものを見分けること」は、7つの習慣でいう「影響の輪」ですし、
「価値観の眼鏡」については、7つの習慣で言う「パラダイム」と同じです。
この本を読んでより深く原理を知りたい人は、原作を読むのはもちろん、名著「7つの習慣」を読んでみることもおすすめします!
夫婦喧嘩を解消したい!夫婦間での「怒らない技術」
余談ですが、私がこの本を取った理由は、以前、夫に対して激しく怒ってしまったためです。
私たち夫婦は言い合いのケンカになることはめったにないのですが、私が些細なことで怒ってばかりで・・・。
絶対に十数分以内に仲直りするということだけは決めてあるので、長引くことはないのですが、やはり怒っていても良いことは無いので自分を変えたいと思いました。
例えば、新婚夫婦だと、結婚式の準備中にケンカになることって本当に多いですよね。
私も当時は、なかなか準備を手伝ってくれない夫に怒ることが何度もありました。
対人関係は、会社の人との関係でも、夫婦関係でも、親子関係でも原理はすべて同じです。
私はこの本を読んでから、内容を夫にシェアして話し合いました。
実践は一朝一夕で出来るものではありませんが、日々成長していけるよう頑張ります!