私たちは、自分の感情を選ぶことが出来る^^
はじめに
今の私たちに必要な「感情」との付き合い方
このブログを書いている今は、2020年4月。
世界的に不安になりがちな情報が溢れていますね。
この状況に対する考え方は人それぞれで、
とてもデリケートな問題なので、
あまり個人的な意見を述べるつもりはないのですが、
今回の件に限らず、
「感情の取り扱い方」
を専門とする者として、
今、不安なお気持ちを抱えている方や、なんだかモヤモヤする、心配だ・・・という方に
お伝えできることがあればと思い、記事を書いています^^
「不安」とは、自分を守る感情
まず大前提として・・・
不安ですよね!
いや〜〜〜、
そりゃ、不安になります。
テレビはもちろん、SNSもネットニュースも・・・
不安になるような情報で、
世の中は溢れかえっているといっても過言ではない状況です。
そもそも自分が取る情報を選ぶことも大切ですが、
身近な人が心配のあまり、善意で情報を提供してくれたり・・・
ということもありえますよね。
もちろん
悩みなさそうに見えるかもしれない私でも、
さすがにこの状況では不安になります。
なりますとも!
特に、大人だけならまあ前向きにサバイバル出来ると思っても
幼い子どもたちが居ることを考えると、ふとしたことで不安になったりします。
「必要以上に不安になってはいけない」
なんて言葉もよく目にしますし、
ごもっともではあるのですが、
そもそも
「不安」という感情は、自分や大切な人を守るために必要な感情
だということを、今回お伝えしたいのです。
「不安」って、
どんな感情か
考えたこと、ありますか?^^
私はこの分野を仕事にするまで、考えたこともありませんでした。
いろいろな考え方がありますが、今の私はこう考えています。
- 不安とは、「守るため」の感情
- 不安とは、「気付く」ための装置
今回の状況に限らず
「不安」という感情があるから、私たちは危険を回避することができます。
「不安」という感情があるから、私たちは危機に気付くことができます。
「不安」とは、私たちを守る「味方」です。
そう、だから
「不安」を敵にしないでほしい。
「不安になってはいけない」は嘘
「不安になってはいけない」
という言葉は、一見正しいようで、私はあまりそう思わないです。
そもそも、
私たち人間は感情をなくすことが出来ない
生き物です。
つまり、
「不安にならないで下さい」
というのは
「息するのやめて下さい」
って言ってるのと、同じようなこと
だと私は思います^^;
だから、そうではなくて・・・
「不安になってもいいんだよ^^」
「こんな状況だもの。不安になるのも仕方ない^^」
と、どんな自分もまるごと認めてあげてほしいです。
大切なのは、不安になっている自分に気付き、認めること。
ちなみに、
不安を無視しようとすると、不安は脳内で増大するように出来ています。
「気にしないようにしよう」と思ったことが
結局、頭の中でぐるぐる・・・
お風呂に入っているとぐるぐる・・・なんてこと、ありませんか?
なぜなら、不安は「危機に気付くための装置」なので、
無視されると
マズイ!こやつ不安になるべき状況に、気付いてないぞ!気付け〜!
と言わんばかりに、警鐘を鳴らすからですね^^
だから、対応策は
不安を認めた、そのあとです!
「不安」には、「安心」や「癒やし」を^^
外出を自粛するべき環境なので、
ストレスが溜まっていたりする方も多いと思います。
そんなときに、
映画を見るとか、ドラマを見るとか、ゲームをするとか・・・
そういう「ワクワク」で気分転換するというのも、一つの方法です^^
その上で、出来れば先にやってほしいのが、
自分を、安心させてあげること。
本来、人間の様々な感情には段階があって、
エスカレーターのように連なっています。
例えば、
「不安すぎて、心配で、もう何も手につかない」
という状況から
「ワクワクと、大いなる希望を持って進んでいく!」
なんて感情まで、
急に吹っ飛ぶことは出来ないのです。
「ワクワク」まで急に飛ぶより、まずは「安心」^^
- ホッと出来る、温かいお茶を飲むこと
- セルフマッサージで、身体を解してあげること
- 栄養たっぷりのご飯を食べること
- ぐっすり眠ること
- 身の回りを片付けて、スッキリさせること
- 好きな動物の写真や、可愛い赤ちゃんの写真を見ること
- ノートに気持ちをわ〜っと吐き出して、すべてを認めてあげること
エキサイティングな映画やドラマを見る前に、
出来れば先に「安心」を、
自分に提供してあげてほしいです^^
「不安」には「安心・癒やし」を。
安心の次に「ワクワク・希望」を^^
誰かに頼ることも時には必要だけど、
これが自分だけで出来るようになったとき
どんな環境でも、
私たちは自分の感情を選ぶ事が出来ます^^
どんな環境でも、
自分で自分の心を守ることが出来ます。
そして自分の心を守ることは、
身近な大切な人を守ることに繋がります^^♡
皆さんが「不安」を敵にせず、
上手に自分の気持ちとお付き合いしていけるヒントになりましたら、幸いです^^